2018年シーズンは多くの印象に残ることがあった。ルイス・ハミルトンが5年連続のタイトル優勝を達成し、メルセデスは5年連続コンストラクターズタイトルを獲得し、チャールズ・ルクレールは見事な新人シーズンを過ごした。そしてフェルナンド・アロンソはF1のキャリアを終えた（今のところ…）。そんな２０１８年シーズンの覚えておくべき18の出来事をまとめた。
1.ハミルトンが１シーズンでキャリア最高タイの勝利数を記録
2014年にルイスハミルトンが二度目のワールドチャンピョンを獲得したときは、１１回の勝利を収めた。これは1シーズンで彼の史上最高の勝利数を記録した。今年もハミルトンは１１回の勝利を成し遂げることができた。特に2018年シーズンは最後の9戦のうち6戦で優勝し、彼は過去最高タイの11勝を勝ち取った。
2.ハミルトンがF1史上初４００ポイントを達成
ハミルトンはアブダビGPでの勝利により400ポイントの大台を超える408でシーズンを締めくくり、F1史上初の４００ポイントを超えるドライバーとなった。 また、１つのチームで５２勝というのはF1の歴史の中で２番目の勝利数となった。１つのチームでの最多勝利はマイケル・シューマッハ（フェラーリ）の72勝だ。
3. マックス・フェルスタッペンは彼の史上最高のキャリアを過ごした
２０１８年シーズン、マックス・フェルスタッペンは厳しいスタートを切った。フェルスタッペンはシーズンの最初の6回のグランプリでクラッシュ、スピン、アクシデントに巻き込まれた。そのため、メディアからは厳しい質問が多く投げかけられた。しかし、フェルスタッペンはメディアの批判を押しのけ、シーズンの最後のレースで5回連続（優勝１回）して表彰台を獲得した。
4. ダニエル・リカルドが48年ぶりの記録を更新
ダニエル・リカルドは10年間のRed Bullファミリーとの関係を終えた後、ルノーとの新たな旅を始める。リカルドはミルトンキーンズ（Red bullレーシングの本拠地）のチームに合計15勝をもたらした。リカルドは今シーズン２回の勝利を収めましたが、その２回以外は表彰台に上がることができなかった。これは1970年のヨッヘン・リント以来の記録となった。
5. Red Bullを旅立つドライバーにとって忘れたい記憶
2018年シーズンはリカルドとRed bullの最後のシーズンであった。しかし、リカルドのマシンはエンジンやギアボックスのトラブルにより多くのリタイアを喫することになった。メキシコGPの後、リカルドは「この車は呪われている」と不満を漏らした。 1シーズン8回のリタイアは2014年にターボハイブリッド時代が始まって以来ハミルトンが記録した7回のリタイアより1つ多く、バルテリ・ボッタスの6年間のF1キャリアのリタイア数と同じ数字となる。
6.悲劇のボッタス
バルテリ・ボッタスも今シーズンはトリッキーなシーズンとなった。ハミルトンが11勝を勝記録する中、ボッタスは一度も表彰台の中心に立つことができなかった。シーズン中勝利することなく２位に7回入賞したボッタスは新しい記録を作ってしまった。ボッタスはまた、2012年のマイケル・シューマッハ以来の勝利のないメルセデスドライバーになった。
7.ウィリアムズを忘れるシーズン
ボッタスの元チーム、ウィリアムズはシーズンを通してわずか7ポイントしか獲得できなかった。これはF1史上最低のコンストラクターズポイントだ。ウィリアムズは来シーズンの改善に集中し、新人のジョージ・ラッセルとF1復帰のロバート・クビカによってそれは実現するでしょう。
8.予選においてアロンソはバンドーンに無敗
ストフェル・バンドーンはマクラーレンと残念なシーズンを過ごした。予選においてアロンソはバンドーンに無敗であった。これはネルソン・ピケが2008年のすべてのレースで失格となって以来、シーズン中に予選でチームメイト上回ることのできなかったドライバーとなった。2019年シーズン、バンドーンはF1ではなくフォーミュラEに参加する。
9.ライコネンがF1史上最速ラップの記録を更新
今年のイタリアＧＰ以前は、誰もがＦ１の歴史においてファンパブロ・モントーヤよりも速い周回を走ったことはなかった。ファンパブロ・モントーヤは、2004年のイタリアでの予選中、モンツァを平均時速262.242 km（162.9 mph）で走行した。しかし、その記録をキミ・ライコネンはその記録を破った。38歳のキミ・ライコネンはモンツァの5.7キロメートルを平均263.587 km / h（163.785 mph）で走行し、1994年のナイジェルマンセル以来の最も年齢の高いポールシッターとなった。
後編に続く…
0コメント